ここ最近は掲示板の方にゆきこプゥ〜さんとかJPGRさんとか、懐かしい方々が見えられているようです。ゆきこさん曰く4〜5年ぶりとのことで、これだけ長い期間を経て帰ってきてくれるのはJack's Roomの歴史の中でも珍しいことです。
まあ、それこそがJack's Roomを十年続けてきた狙いでもあります。
何年経っても、そこにあること。
個人サイトのブックマークを数年後に辿ってみると、大抵6割から8割以上はなくなっているか、違う意味で「あの頃のまま」残っています。つまり、ほったらかしです。
仕方のない事だと思います。個人の趣味で、何年も続くものなんて、一人にそんなに沢山はないでしょう。みんな色々な趣味があって、飽きてやめたりいつかまた始めたり、繰り返しているはずです。個人サイトもその例外ではありえません。
そんな中で、Jack's Roomはまだ生きています。
そして、Jack's Roomを覚えている人にとって、Jack's Roomは読むだけのサイトじゃありません。実際に参加することができます。潰したサイトをもう一度立ち上げるよりは遥かに簡単に活動を再開できるし。かつての作品は今もこの場所にあります。
でも、以前のように活動を再開することを選ばなくても、思い出に会いにくることだってできます。
詩は日記じゃありませんから、一つの作品の背景にあった出来事や、その時の作者の心情など、全てがそこに刻まれているわけではないけれど、書いた本人にだけは、書かれていること以上の思いが込められていることも珍しくはないでしょう。そんな、在りし日の自分に、こっそりと会いにくる。それもまたいいと思うのです。
会いにきたことは教えてくれると、嬉しいけどね。
そんなわけで、今もJack's Roomはひっそりと(最近ひっそりになってきちゃったと思う)続いています。永遠にではありえないけど、今のところは、とりあえず。
2006年8月
有楽町線車内にて
// Jack