2006年06月12日

ずっと待ち続けていたもの

こんばんは、Jackです。

金曜日は久しぶりに掲載をお休みしてしまいました。
まあ、相変らず家にいない(このことはいずれ書きます)のもあるのですが、家にいる間もちょっと、本を読むのに集中してました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163245006/249-8487322-5003512

Op.ローズダスト、ずいぶん前に私のblogでタイトルを出したことがあります。以前に週刊文春で連載していたのですが、なんと最後に(未完)と記して完結を見ないまま連載終了してしまったというなんとも困った作品です。

確かあれは・・・今調べてみると2004年の12月です。その当時には確か、2005年の夏ごろまでに残りの結末を書いて単行本出しますって話だったと思うのですが・・・その数ヵ月後に出た作者福井晴敏のインタビュー記事では「こりゃ来年だな」ってノリで話してました。単行本の後ろの発行日を見てみると、どうも2006年3月過ぎに出ているようです。

上下巻2冊のうち、下巻の半分以上、全体からすると三分の一にも近い大部分を、連載当時に読んでいた読者は一年以上のブランクを空けて読むことを強いられたわけです。

よくこんなことをやったもんだなと思う。熱心なファンが一年も忘れずに単行本登場を心待ちにしていたとするなら、相当素晴らしい結末でも用意されてないと納得いかないというか、期待が高まるあまり期待外れと思われやしないかと、私などは不安になってしまうのですが。

私は連載当時に毎週欠かさず読んでいたわけではないですが、まあ数回欠かしただけで読んでましたし、けっこう楽しみにしていました。なんせ、当時の福井晴敏といえば、2005年に「終戦のローレライ」、「戦国自衛隊1549」、「亡国のイージス」と自らの作品が3つも一度に映画化されるという、話題の作家さんだったわけです。

そして連載が週刊文春、おおよそ福井作品のファン層とは噛み合わないであろうおじさん世代週刊誌なわけです。となれば、よほど熱心なファンしか読まない知る人ぞ知る最新作なんて感じで面白そう。なんて思いもあったりしたけれど。

しかし、私が楽しみに読んでいたのは、そんなことよりも、私にとって「Op.ローズダスト」が最初の福井作品だったから、というのが大きかったんだと、今なら解ります。

ぶっちゃけた話、この人似たような話しか書けないのかと・・・

なんか、防衛庁情報局とかいういくつかの作品に通じた共通の設定があるようで、あるのは構わないのですが、その設定の上で動く人物すら、似たような人達しかいないような・・・あと、最後の切り札的にヘリ出動って作品はいったい何本目でしょうか・・・

福井作品、まあそんなにつまらないってこともないです。でも、お好みに合わせて一本読めば充分な気がします。熱心に何本も追えば追うほど冷めてきます・・・

そして、一年待たされた挙句の待望のラストシーンは、三ヶ月くらいなら待ってても良かったかなあっていうくらいには面白かったです。各人の最期の書き方は私としては嫌いじゃなかった、でも一年も過ぎてから読んでこれなら、あーはいはいこんなもんか、お疲れ様でした。ですね・・・

たとえばなにか、おいしいもの、とかでもそうだけどさ、あんまり期待し過ぎてしまうと、それなりにおいしいものが出てきてもがっかりしてしまうことってあるじゃないですか。そりゃあもちろん、小説というのがいつでも好きな時に好きなだけ書けるものでないことくらい、私にもわかるけれど、連載という形で読ませてしまった以上、ヘンに流れ止めちゃうのはちょっと、まずかったんじゃないかなぁ・・・

まあ、なんかちょっとグチっぽいけど、たまには読書レポートでした。

2006年6月
自宅にて

// Jack
posted by Jack at 00:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談/過去記事
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