途切れ途切れながらも、このJack's Roomからの手紙、どうにか続いていますね。未だに愛想を尽かさずに読んでくれている方々もいるようでうれしい限りです。
大した文章は書けていないのですが、書くのは結構楽しんでいます。
まあ、どうせならちょっとはましな文章を書きたいって欲は出てくるけれども。
小学校の頃ですかね、私は作文が大の苦手だったことがあります。
原稿用紙が一枚埋まるなんてこと、生涯ありえないと思ってた。四行くらいを恐ろしくつたない字で書いてそこでギブアップ、これだけで本当に一時間悩んでいる。私はゆとり教育よりもずっと以前の世代ですが、こんな私をみたら当時の大人達だって子供たちの学力の低下を真剣に悩んだのではないかと思います。
多分、私は書きたくなかったんですね。
別に書きたいわけでもないことを書けといわれれば、書かなくてはならないという使命感、いやむしろ恐怖感の方が先に出てしまって、書けなくなってしまったのでしょう。
今ならそんな推測ができるけど、当時は作文というか、授業で出る作文に限らず文章そのものが大嫌いになりました。テーマもなく自由に文章を書かせてくれたらそうならなかったかもしれないけど、そんなことをしたら授業としては評価のしようがないし、そんなことは学校で教えることじゃなく自分でやることですから仕方ないですね。
そんなわけで文が書けなかったのですが、小学校の終わり頃にはなんとか原稿用紙が埋まり、中学のころにはすっかり平気になりました。
作文とかも、当時確か、仲のいい女の子が作文の得意な人で、その子と原稿用紙の消費速度をタイムアタック的に競ってみたりとかしているうちに、問題なく書けるようになりました。なんていうか、駄文で紙を消費するのは森林資源の無駄遣いなんじゃないかとは思いますが。
そんなわけで、あまりうまくはなっていないものの、とりあえず今は苦痛に感じずに書けるようにはなっています。そうなると、せめてもう少しうまく書けたらいいのに、なんて欲も出て来てしまいますが。
ただ、今でこそ下手の横好きよろしく書き続けている私も、そんな書けない、書くことが嫌いなんて時期から始まっているんだよと、そんなお話でした。
2006年5月
有楽町線車内にて
// Jack
アタシは、作文大好きな人でした(笑)